2011/03/13

出張中の地震。札幌で足止めの後、帰宅。

金曜日の地震からまる2日経ちました。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

おととい私は、出張先の北海道大学から帰宅途中、新千歳空港で地震に遭いました。受付カウンター前のソファーに座っていた時に揺れを感じました。長い横揺れが続き、天井から吊ったポスターが大きく揺れ、窓ガラスの枠からもミシミシと音がし、床に立てていた看板も倒れました。逃げる場所もなく、自分の荷物を横たえて倒れないようにし、隣の人に声を掛けるのが精一杯でした。

その後、滑走路の点検が始まりましたが、余震も続き運行は1時間程度止まりました。プロペラ機から発着が始まりましたが、羽田行きの便は出発のめどが立たず、程なく私が予約していた便も欠航になりました。その場ですぐ、iPhoneで札幌市内のホテルの予約と、翌日便への予約振替をし、午後6時頃には札幌駅に引き返しました。

空港と宿で、家族とオフィスへの連絡を試みましたが、連絡が取れず気を揉みました。テレビやネット上のニュース、Twitterのタイムラインを見るうちに、大変なことになっていることを知りました。暫くして、家族とオフィスと連絡がつきました。オフィスの方々は学内で避難していました。嫁さんはちょうど上京してきた友人と都内にいて、新幹線で帰った友人を東京駅で送り出した後、徒歩で帰宅していました。

私はその翌日、夕方に帰宅しました。都内は思った以上に落ち着いており、家族にも会い一安心しました。原発のことや、余震の可能性もありまだ油断は禁物です。今日はひとまず、余震に備えて家の整理と防災グッズの確認を行いました。明日からはオフィスの片付けも始まります。メリハリをつけながら、復旧と警戒につとめたいと思います。