今日から久しぶりにUCBに通う。午後から大学近くのYWCAで行われている"English in Action"へ嫁さんが登録を行う予定だったので、朝から一緒に大学へ。オフィスに立ち寄った後、キャンパスを散策。Free Speech Cafeでサンドイッチを食べた後、YWCAへ。
English in Actionは、英語を教えるボランティアの方々から、国外から来た客員研究員やその家族がマンツーマンでレッスンを受けるプログラムで、YWCAの年会費(15ドル)のみで始められる。私の担当であるBoonie先生と相談すると、別のボランティアの方を紹介してくれた。ちょうど毎週私がレッスンを受けている同じ時間が空いていたので、毎週一緒に通うことに。その後嫁さんは図書館、私はオフィスに向かい、夕方に合流して帰宅。
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午後に学内の本屋に立ち寄った時に、"Tools for Teaching"のSecond Editionが出ていたのを発見し購入。これは日本でも「授業をどうする!」の題名で翻訳出版されている。著者のBarbara Gross Davisは、現在UCBの教育学部・副学部長を務めている。
Tools for Teaching
http://www.amazon.com/Tools-Teaching-Barbara-Gross-Davis/dp/0787965677/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1255700734&sr=8-2
このセカンド・エディションでは、講義やフォローアップへのテクノロジの活用法に加え、最近の学生の傾向に合わせた対処方法が加えてある。既に初版をお持ちの方はご存知の通り、シラバスの書き方から板書の方法、オフィスアワーの設け方まで、大学教員のあらゆる教育活動に関する指示書になっている。加えて、各項目に参考文献が付けてあるので、高等教育の授業に関わる研究をする際の基礎文献の一覧を手に入れることもできる。
私がこれまで読んで来た授業研究の本は、講義でテクノロジをどう活用するか、ということが主要なテーマになっているものが多かったので、「普通の」授業指南書にテクノロジ利用が組み入れられているものは新鮮。加えて、新しいテクノロジについての説明もとてもわかりやすい。参考文献を見ると、ELI(Educause Learning Initiative)の出版物が多用されている。さもありなん。こういう部分でもEducauseの役割は大きいのだろう。
まだどうなるか分からないが、来年度も非常勤講師をお引き受けするかもしれないので、そのためにも手放せない教科書になりそうだ。