2009/10/18

At Cal Day43,44: 仕事部屋の整備、OER Toolkitリリース

曇りの天気が続いている。おかげで時差ボケがなかなか治らない。朝からUCBへ。

こちらの研究活動に集中したいのだが、科研で進めている実証実験の準備と、月末に控えている科研申請の締切が控えており、しばらく手が回りそうにない。せっかく米国にいるのに…と気が焦るが、今月は生活のセットアップと日本の仕事で終わるしかない、と諦めることにする。

妻が来てから、自宅の仕事部屋を整備しようと考えていた。今までは台所の机で仕事をしていたのだが、さすがにじゃまになるので、空いている部屋(そんなものがあるだけでも、素晴らしい)に机を椅子を入れることにする。

家具はCraigslistで探した。在米の方々にはおなじみの、生活情報を扱う巨大掲示板のようなもの。ここで家具やコンピュータの売買情報が多く出ており、実は今住んでいるアパートもこれで探した。多少やり取りは面倒だが、不動産屋を通すよりも格安で探すことができる。今回はオフィスデスク・チェアを探す。車で30分ほどの場所にあるConcordという街にIKEAのオフィスデスクを見つけた。あと家の近所で同じくIKEAのオフィスデスクがあるのを知り、見に行くことにする。

午後はハイウェイを走り、Concordに向かう。ベイエリアより随分標高の高い場所で、少し暑い。なぜかこのエリアでは、山に近づけば近づくほど気温が高くなる。日本と逆じゃないか、海流の影響かもしれない。オフィスデスクのあるお宅に伺うと、なかなか程度のいい机だったのでその場で契約。何でもBerkeleyに引っ越してくるとのことで、明日、持って来てくれることに。これは助かった。折り返しハイウェイに乗り、次はオフィスチェアのある近所のお宅へ。こちらもほとんど新品ということで、文句なく即決。車に積んで持ち帰る。

金曜日は、大学に行かず家で仕事。借りているソファーに元々匂いが付いていたので、ベランダで天日干しをする。昨日買った椅子も一緒に。夕方に机が届く。妻も家にいることだし、これから暫く家で仕事をすることも増えると思われる。徐々に環境が整ってきた。

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UNESCOから、"OER(Open Educational Resources:オープンな教育リソース) toolkit"が公開された。

UNESCO OER Toolkit - OER_Wiki
http://oerwiki.iiep-unesco.org/index.php?title=UNESCO_OER_Toolkit

Toolkitというと教材を扱うアプリケーションのような何かを想像してしまうが、むしろOERをどう作りどう扱うかを示したガイドラインのようなものらしい。ガイドラインだけあって何になるんだ、という見方もあるかもしれないが、UNESCOの想定しているユーザ層を考えると、そもそもOERとは何なのか、という情報自体がとても大切なのかもしれない。こういうものを国際機関で作ろう、という取り組み自体、評価されうるものだと思う。