2015/08/13

(近況)立命館大学大阪いばらきキャンパスを訪問

研究会で、オープンしたばかりの立命館大学の大阪いばらきキャンパスを訪れました。

大阪いばらきキャンパス | 立命館大学のキャンパス創造 | 学園ビジョン | R2020 | 立命館大学 http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/





かつてサッポロビールの工場があった場所です。私が阪大生だった頃は中央環状線を通るたび、黄色のビールケースが並んだ敷地を見下ろしたものでした。10万平方メートルもある敷地で、約6000名の学生が通うキャンパスになるとのことです。

研究会でご一緒した八重樫先生のお取計らいで、B棟と呼ばれる「立命館いばらきフューチャープラザ」を見学させて頂きました。八重樫先生、ご案内をありがとうございました。

巨大な空間に教室や図書館が設けられていて、コンコースと呼ばれる広々とした廊下には、学生が議論や情報発信をできるスペースがあちこちにありました。コンコースという名前が表すとおり、空港のメタファーだそうです。


パンフレットも多数頂きました。学生や教職員だけでなく地域の人も出入りする施設ということで、広報活動にも力を入れているようです。重要ですね。

私が大学生だった頃とは隔世の感があります。空き教室を探して勉強会、話し合いは混雑が終わった昼過ぎの食堂、落ち着いて勉強できる場所は家。授業に関係なく長い時間、思い思いに過ごせる場所があることは、学生に授業外学習を促している昨今、とても大切なことだと思います。

一方で、こういう環境を大学が用意することは学生を否応なく「リア充」にいざなっているようにも見えますが、図書館には一人で落ち着いて勉強できる自習室もしっかり用意されているようです。大学がここまでやる必要があるのか、という疑念が全くないわけではありませんが、私が通っていた頃の大学よりも、学生がもっと大学に居たいと思えるキャンパスであることは間違いないでしょう。

学生がこの空間をどう使いこなし、大学生活をよいものとしてゆくのかが楽しみです。また機会があれば、改めて伺いたいと思います。