月曜日。朝から嫁さんを連れて、Berkeley Adult Schoolへ。嫁さんのRegistrationをしようとするが、今はクラスが一杯で追加の生徒は受け入れられないとのこと。緊縮財政のため、先生もクラスの数も減らしているようなので、ある程度予想はしていたがやはりショック。次の募集のメドも経っていないようなので、頻繁にオフィスに電話をかけて、空きが出たか確認しないといけない。
授業中に生徒さん(自分も生徒なので「さん」をつけるのはおかしいが…)の話を聞いていると、英語がきちんと話せた方がより割のいい仕事につけるそうなので、このご時世、英語を勉強しなおそうという人が増えているのも、混雑の原因かもしれない。
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Chronicle.comに、大学発の無料のオンラインコースが転換期にさしかかっている、との記事が掲載されていた。「OCWは2012年で終わるかもしれない」とコメントをしているDavid Wileyは、同様の議論を「Opening Up Education」でもしている。
Free Online Courses, at a Very High Price - Technology - The Chronicle of Higher Education
http://chronicle.com/article/Free-Online-Courses-at-a-Very/48777/
OCWをはじめとした、このような取り組みが曲がり角にさしかかっている、ということは、昨年、ここに書いた。
The Shigeta Way: OCWのこれから--Open Education Conference 2008に参加
http://idisk.me.com/astir/Public/shigejam/2008/04/ocwopen_education_conference_2.html
このような取り組みをsustainableにするために、いくつか方法はありそうで、Chronicle.comの記事内でも提案されている。一つ手っ取り早いのは有償で公開したり、サポートや単位認定を有料で請け負う、という方法。それこそが正しい道である、との主張もありそうですし、実際その手の話を身の回りで聞く。
しかし、いわゆる大学での「学び」は教材のみにあるのではなく、キャンパスでのあらゆる経験全てが含まれているのではないでしょうか。その見方から、私は今のような無償公開でも、課金でもない「第三の道」を探したいと、最近は考えるようにしている。