今日から二日間、シアトルへ元同僚の大浦さんに会いにいく。
朝4時に起きてSFOへ移動、BARTに乗って1時間強で到着。前に住んでいた目黒から羽田への感覚とほぼ一緒。最初、乗り換えが分かりにくいのが難点。サンフランシスコ湾をわたる前に、北か南、乗ってきた方向に応じて決まった駅で乗り換えないといけない(らしい)。今回は南向きなのでMacArtherで乗り換え。
SFOからは、UA64便で移動。UCBの職場で、私がいつもUAを使っていると言うと「信じられない、あんなサービスの悪い会社なのに!」と驚かれた。どうやら米国でも日本と同じ評価のようだが、同じ会社を使い続けていると、それはそれでメリットもある。そもそも多くを求めていないということかもしれないが。
シアトルからレンタカーで移動し、大浦さんの家へ向かう。車はトヨタ・カムリ、なぜだかこちらの日本車は、日本で見るより断然カッコいい。しかしこのサイズで変速機がCVTなのには驚いた。こんな中型車(一昔前なら、大型車)の出力にも耐えるようになったんだ…隔世の感。家に着くと大浦さんが飼い猫と一緒に出迎えてくれた。なかなか立派な所に住んでいる。自然に囲まれていて、静か。友人の親の別荘をルームシェアしているとのこと。
家でひとしきり近況を話した後、ワシントン市内へ案内してもらう。Public ParkやDowntownを巡る。夜は市内のシーフードレストランで、蟹を食べる。とても美味しかった。
市内のタワーから見下ろした、ワシントン市内。高い所は苦手です。
翌日はワシントン大学を訪ねる。UCBより洗練されている印象。図書館も負けず劣らず、充実していた。大学の近くでお昼を食べて、またレンタカーを運転し、夕方のUAでSFOへ、そして帰宅。
ワシントン大学図書館の読書室。「Behaviorismのはじまり」というJ.Watsonを紹介した旧い本があって、思わず読んでしまった。
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何ごとも、始められることが才能である、と言われることがある。大浦さんはまさに、この才能に恵まれた典型である。もちろん他の才能にも数々恵まれているが、どうして彼はそこまで思い切れるのだろう、と羨む人は多いだろう。「大浦さんは勘で生きているから」とゴマかす人もいるが、私が思うに、彼はむしろ戦略の人である。(戦術の人ではない、この違いは大きい。戦術の人はゴマンといるし、それを戦略だと勘違いしている人も多い)
私はそれを羨んで、自分でも挑戦をした。その結果、いま私は米国に住んでいる。自分の周りに住んでいる人というのは、少なくとも私にとってとても大切なものである。