ここ最近、NHK総合テレビ「カンゴロンゴ」を見ています。
この枠では毎回、かの有名な「サラリーマンNEO」など、NHKらしからぬ?番組を放送していますね。
NHK 世直しバラエティー「カンゴロンゴ」
http://www.nhk.or.jp/kango/
この番組では毎週、現代社会の様々な問題を、三つの「お言葉」と呼ぶ格言を使って捉え、その解決法を示そうとしています。
先週の「お言葉」は、「人間至る所青山あり」。文字どおり人と人の間、人間の織りなす「世の中」にこそ美しい青い山、すなわち希望がある。だからこそ世の中に簡単に絶望してはいけない、人とのつながりを大切にしないとね、というメッセージでした(最後は少し拡大解釈ですが)。
…そう言われると、なるほどそうだよねぇ、なんて私はすぐさま思ってしまうのです。根が単純なもので(笑)
しかしここ最近、日常での「格言」や「ことわざ」の登場回数って、すっかり減っているように思えるのは気のせいでしょうか?
そういうありがたい「お言葉」を説いてみたところで、万一、そんなの昔の人のいったことなんて今通用するのかよと、じゃぁそんな実例や証拠を出してくれよと、言い返された時に果たして太刀打ちできるだろうか、と不安になってしまうのです。
一昔前は、そういう「先人の格言」なるものにもっと重みがあったように思いますが、世の流れが早くなりすぎたのか、何か大事な積み重ねを忘れているのか、そんな疑問を抱きつつ、毎週日曜の晩を楽しみに過ごしているここ最近です。
「一言」持てるように歳をとりたいなぁと思いながらも、そんな「年寄り」は嫌われるに違いない…と思って自制しているようでは、何かを残せる大人にはなれないのかもしれませんね。