この週末に、よく顔を出している山内研究室の夏合宿に参加します。
東京大学 情報学環 山内研究室
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/
その合宿で、「あなたが影響を受けた研究者・思想家」という話をすることになり、途方にくれています。
本は嫌いではありません。むしろ本読みは趣味の一つですが、実のところ、研究関係以外の本をよく読んでいる気が…。
もう一つ困ったことに、あまり記憶力がいい人間ではなく、何かを読んだり研究・思想に触れるたびに「これはスバラシイ!」とたびたび感じ入ったりするものの、数日経つときれいに抜けている…とのサイクルを繰り返してしまいます。
ほんとに困ったものです。(職業柄を考えても…)
そんな私にも、いつも近くに置いて時々読み返す本があります。
なんということだ!本命の「ZEROより愛をこめて」がno imageだ!!悲しい…。
本当はデニム柄の布地の素敵な装丁です。
「君たちはどう生きるか」は読まれたことのある方もおられるでしょう。
「ZEROより愛をこめて」も同じ雰囲気だと思って頂いても、そう誤解ないかと思います。
世の中の仕組みや出来事への考え方について大人の子どもへのメッセージが、何通もの手紙で綴られています。
この本の根っこであろう思想は、デカルトが「方法序説」のいわゆる「方法」(学問において、真理を見つけるための方法)を発見した瞬間の経験を紹介する部分で示されています。
---
-歴史の教訓も先人の卓見も、何でもかんでも徹底的に疑ってかかれ、自分さえも疑え。
そしてZEROから考えなおせ-
---
どうやら私は、思想を語る人よりも、思想で語る人がお気に入りのようです。
しかし、そういう人って思想家と言ってもいいのでしょうか。
困った。あと二日しかない。