と、日頃よく問われます。
昨日、職場に新しくiMacが入った時、普段windowsを使っている学生スタッフに「重田さんはMac使いですが、MacとWindowsの違いってなんですか?」と聞かれました。
例の「どうも、Macです。こんにちは、パソコンです。」のCM登場以来、同じ問いを度々考えさせられます。
当の本人は「最初から偶然Macだったので、今更乗り換えるのが面倒」なだけなんですが。
ですが普段自宅ではWin機を使ってます。ThinkPad240、正直古いですがWin2000なら十分です。メモリも320M。軽くて小さくてキータッチも良好、職場で使っているMacBookのように膝に乗せていると低温火傷(ホントに火傷します!)なんてなりません。
話を戻して、結果としては例のCMのような感じでしょうが、より深い所での原因はなんだろう?と暫く考えていたんです。すると先日面白い記事を見つけました。
2007/07/11 CNET JAPANーARMの最高経営責任者、「iPhone」を語る
先日登場のiPhoneと既存のスマートフォンたち(私も使ってますNokia Nシリーズなど)を比較しコメントされています。ハードウェアには工業デザインの伝統があり、ソフトウェアにはヒューマンインタフェース上の思想があります。相互の制約が不便さや使いにくさの原因であると述べられています。
MacとPCの比較にも当てはまると思われます。
スマートフォンでもPCでも、工業デザイナーとソフト設計者は結局なんとか(スマートフォンはいい所で)折り合いを付けてます。ですけど両者に「ではあなたの目指す製品は?」と問えば、両者が違う答えを出すか、あるいはは答えを持たない‥のではないでしょうか。
iPhoneやMacの秘密は、ソフト屋さんがハード屋さんより偉く、ハード屋さんがソフトそのものを気に入っていることかと思います。PCのデザインには、良くも悪くもハード屋さんのプライドを感じます。
その証拠に、なぜWindowsではボリュームをタスクバーで調整できるのに、本体にボリュームダイヤルを付けたり、各社バラバラの方法でFnキーのショートカットを用意しているのでしょうか。
デザイナーがwindows上で音量調整がやりづらいと感じているからではないでしょうか?