SACLA (西武台アクティブラーニングラボ) |
SACLAは生徒1人1台のiPadや多面プロジェクター、可動式の勾玉型什器などが備えた教室です。ICT機器とアクティブラーニング向け什器とを組み合わせ、生徒の主体的で能動的な学びを支援する学習環境をつくることを目指しています。
本年度より施行された新学習指導要領では、生徒の生きる力をはぐくむことを目指し、思考力・判断力・表現力を育成し言語活動を充実することが目指されています。これらの力を養うためには、生徒が学習内容への考えを深め、互いに交流しながら能動的に学ぶことが求められます。
グローバル化が進み複雑化する現代社会において、子どもたちは「答えのない問い」に向き合い、様々な情報を活用しながら学び、他者とコミュニケーションしながら問題解決にあたり恊働することが不可欠です。SACLAは、これからの時代を生きる子どもたちに必要な能力や学習スタイルを身につけることを目指して設計されました。
西武台新座中学校では、教育カリキュラムの4本柱の1つに「ICT活用教育」を掲げています。iPadのような「ポストPCデバイス」と呼ばれる、素材収集やメディア制作・共有を一括して行える機器を用いて、ICTを「学びのためのツール」として使いこなすことが重要です。
SACLAではiPadを活用し、生徒が自ら集めた情報を分析・評価し、その成果を統合的にアウトプットする能動的な学習活動「アクティブラーニング」により、学習内容への理解やモチベーションを高める授業づくりを展開します。本年度は総合的な学習の時間や社会科などで、仲間・学校・地域などをテーマに「チャレンジ学習(Challenge-Based Learning)」と呼ばれる学習形態を取り入れた授業を行うことを計画しています。
西武台新座中学校によるSACLAの運営を、私重田が統括するプロジェクトチームが支援しています。チームには、東京大学教養学部の中澤明子助教(@akkie_n)、早稲田大学博士課程の福山佑樹さん(@fumituki85)、千葉大学教育学部の福嶋俊さん(@ShunFukushima)、同学部研究生の近藤麻紀子さん(@makikonkon)が加わっています。プロジェクトチームはSACLAの利用と授業立案、研究活動の支援を担っています。
ご興味をお持ちになられた方は、西武台新座中学校または私宛にまでおしらせ頂ければ幸いです。
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