昨日からオランダ・デルフトにてOpen Education Global 2018に参加しています。
OE Global 2018 – Open Education Global Conference https://conference.oeconsortium.org/2018/
会場であるTU Delftはオープンエデュケーション、オープンアクセス、オープンサイエンスを含めた研究教育のオープン化に力を入れている大学で、OERやMOOCの開講に力を入れているほか、大学の未来戦略にopenの概念を導入しています。詳しくは以下リンクに。
TU Delft Strategic Framework 2018-2024
https://www.tudelft.nl/en/about-tu-delft/strategy/tu-delft-strategic-framework-2018-2024/
初日はオランダの教育文化科学大臣の講演に続いて、ドイツで難民に向けたMOOCを使った教育支援を展開しているKironによる講演があり、その後パラレルセッションでオープンエデュケーションに関する発表がありました。
全体の感想として、昨年よりもオープン教科書に関する講演が増え、雰囲気が若干Open Education Conferenceに近づいた気もします。しかしながら、アフリカや中米、南アジアなど、世界中のオープンエデュケーションに関わる実践や政策について聞くことができるのがこの学会の特徴です。いつもながら、よい情報収集になります。
私は自分の授業で3年ほど続けているオープンな教育実践(Open Education Practice)について、ポスター発表をしました。
オープン教科書関連の発表は前述のOpenEd Conferenceでよく聞いているので、少し変わったタイトルの発表を回っていると、なかなか面白い話も聞けました。
・オープン教育実践が成功したかを判断する基準(metrics)を提案しようとするもの
http://sched.co/DpZX
・教材のライフサイクルを踏まえた教材の公開方法を提案しようとするもの
http://sched.co/DpZY
・南アジアにおいてEUの支援(エラスムス計画)のもと、地域のニーズに基づいたMOOCを開講する事例
http://sched.co/Dpb8
発表一覧はこちらから見れますので、興味をお持ちの方は以下リンクをご覧ください。
https://oeglobal2018.sched.com/
(追記 4/26)
リンク切れを修正しました。