先週から大学の情報システム更新の仕事が本格的に始まった。1月で20時間くらい打ち合わせに費やしそう。ぶっ続けで3時間を超える打ち合わせもあったりするが、我ながら不思議と元気である。どこかで糸が切れたように沈まないように気をつけたい。今期はゼミしか授業がないので助かるが、それ以外の仕事が多すぎる。それに、10月は研究費申請の季節でもある。時間を見つけて集中し申請書を書く。なんとか締め切りには間に合いそうである。
大学連携で作るオープン教材の制作やMOOC関連の仕事も続いている。本当に幸いなのは、優秀なスタッフのみなさんが順調に仕事を進めてくれていることだ。こちらは仕事のペース配分と人・モノ・お金の心配さえすればよい。それはそれで大変なのだが、これも少しずつ慣れてきた。
そして週末は出張、東京で学会関連の会議。
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それでも最近感じるのは、大学で働いている以上、プロとしてできるだけ懸命に、誠実に、仕事に研究に打ち込むことの大切さだ。もちろんできることには限界があって、失敗したり落ち込んだりもするのだが、実際のところ大学という組織があって生かされている身である。一人で自由にやりたいと思ったとしても、きっと一人で今のような仕事はできない。こういう認識は、楽しいのか悲しいのかよく分からないし、現状把握として素直に受け入れていいのかどうかもよく分からない(こういうことをパブリックな場で語るなと叱られそうだが)。
問題は、「いま」を所与として受け入れるか、そうではないと疑って問い続けるかである。問い続けることによって得られる自由をどう扱えばよいのか、少々戸惑っている。