2012/11/25

何かを成し遂げようとしている人への励まし


ブログがすっかりOpenEd一色になってしまっている?こともありまして、少し気分を変えて、と。

ここ最近、仕事の合間を縫って、近々出版予定の原稿を書いています。筋書きを考えることも文字を書き進めることもなかなかに大変なのですが、何より苦労するのは時間を作ることです。早起きをしてみたり夜更かしをしてみたりして、遊んだりのんびりしたい願望を抑えて机に向かうことはしばしば苦痛を伴います。

全くもって面倒なのだけれども、今、何かをしなくてはならない。こんなとき、私は二つのことを考えて自分を奮い立たせようとします。



一つは、「必ず時は過ぎる」。(当たり前ですが…)
人生は締切の連続です。頑張っても何もしなくても締切はいつかやってきます。それならば、完璧でなくてもいい、できる範囲でいいから精一杯やってみよう。やってもやらなくても時間の過ぎ方が同じなら、過ぎてしまったあと少しでもましな状態になるように努力すれば、もしかしたら満足はできないかもしれないけれど、多少なりとも納得することはできるのではないか、という思いです。

もう一つは、「これは自分にしかできないことだ」。(おこがましい言い方ですが…)
新しい仕事を始めたり、本を書いたり論文を書いたり。特に学術的な仕事は、オリジナルな視点や方法を考えて、それを形にする活動です。こんな見方は、こんなやり方は(おそらく)世界のどこを探しても自分にしかない、自分しか持っていない。これを形にしないということは、世の中に生まれるはずの何かを消してしまうことになる。それはなんとも惜しい、という思いです。

自分の考えを残すためには、誰かと共有できるモノとして作り出すことが欠かせません。もし誰かが似たような考えを持っていたとしても、形にしなければそのことを確認することすらできません。人は誰しもそういう何かを作り出すことを、そう生きることを求めているのではないでしょうか。その願いに気づいて大事にすることができるのは、自分しかいません。

私も頑張ります。

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どんなに小さな光でも 進むべき道を求めている
そんな僕の声を 僕が見つけてあげなきゃ
すべてがうまくはいかなくて 投げ出したいほどつまづいても
いつかきっと 報われる

(日之内エミ/小さな光)
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