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このサイトは重田勝介の個人サイトです。主に日々の活動について紹介しています。重田は教育工学とオープンエデュケーションの研究者で、北海道大学に勤務しています。詳しいプロフィールこちら
Katsusuke Shigeta Ph.D (Human Sciences at Osaka University) , a researcher conducting educational technology & open education research at Hokkaido University, Japan.

2010/01/15

MacユーザがWindows7を使う:その1 機種選び--Dell Vostro V13

かれこれ一年半ほど使い続けているMacBook Airが不調である。動作が遅くなり仕事に耐えない。加えて初期型の弱点であるヒンジがグラグラになってきた。再インストールするにも修理に出すにも、代替機がないと動きがとれない。ほとほと困り果てていたところ、本務地より急遽、PCを手配して頂いた。
��関係者の皆様、大変助かりました。本当にありがとうございました)

このため意図せず、十数年PCを使い始めてはじめてWindowsユーザとなった。これまで格安の中古品や人から譲り受けたもの、またはParallelsや古くはVirtual PC(懐かしい…これは苦行に感じられるほど遅かった)でWindowsを使ったことはあったが、最新の機種でメインとして使うのはこれが始めて。十数年にわたるMacユーザのはじめてのWin体験ということで、MacからPCに訳あってSwitchしたい、という方のお役に立てればと思う。

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手に入れたのはDellのスモールビジネス用のラップトップ、Vostro V13。IntelのCULVチップを載せた、いわゆる普通のPCとNetbookとの間の位置づけ。このCore2 Soloモデルだが、スペックを考えるとちょっと驚くほど安い。

dell-vostro-v13.jpg

Dell Vostro V13
http://www.dell.com/us/en/business/notebooks/vostro-v13/pd.aspx?refid=vostro-v13&cs=04&s=bsd


Windows機を買うなら、DellかLenovoにしようと考えていた。Dellはこれまで職場で何台も入れた経験があり、シンプルで質実剛健なイメージを持っている。一方Lenovoは中古でThinkPadを使っており好印象を持っていた。
予算を考えるとDellだとInspironかVostroになるが、できるだけ最新の機種でスクリーンが大きく軽いもの、そして1スピンドルモデル、という条件で当時出たばかりのVosto v13にした。Lenovoは予算に見合うものがなかったので諦めた。購入したのが11月末だったため、LenovoのThinkPad Edgeが出る前だったのが残念。その時点で発表されていたら、TrackpointのあるLenovoを選んだかもしれない。

Vostro V13とThinkPad Edgeを同じCore2 Duo(SU7300)モデルで比べた場合、米国価格で150ドルほどThinkPad Edgeが高い。その分Win7 Professional 64bitと4GB RAM、7200rpmのHDDが付いてくる。私は思い切って割り切り、Core Soloモデルにした。

Dell Vostro V13はAdamo XPSの廉価版とも評される。MacBook Airに近い薄さのアルミニウム筐体はなかなかスマートで、剛性感も高い。キーボードはMacBook全般より少し硬めのタッチだが、すぐに慣れた。感心したのはトラックパッド。これまでWin機のトラックパッドには全くいい印象がなかったが、十分使える。ただしMacほどの使いやすさはない。せめて二本指クリックでのコンテキストメニュー表示は取り入れてほしい。

外部ポートにUSB/e-SATA兼用ポートがついているのには驚いた、というかこんなものが世の中にあることを今まで知らなかった。普段Macしか見ていない故である。加えてExpressCard 34もメディアカードスロット、Gigabit Ethernetまで付いている。それでいて重さは1.6kg。Macbook Airより300g程重い。

Macのラインナップを見ていて面白いのは、どの機種でもCPUの性能を余り下げないことだ。しかしあの薄さ・軽さで"Medium-Voltage"のCore2 Duoを載せたMacBook Air1.1は、排熱を考えるとちょっとした冒険だった。低電圧版が載ったAir2.1はずいぶん改善されたと聞くが、初期型の熱暴走はよく知られた不具合で、こちらでも「遅くならない?」と聞かれる。確かに夏は苦しく、CoolBookなどのシェアウェアを入れて電圧を下げないと、とても使えたものではない。こちらの夏は日陰は涼しいので冷房なしでしのげるが、温度はそれなりに高い(湿度は低い)ので夏場の昼間はほとほと困った。

ちなみにこちらではMacBook Airを見かけることは少ない。Macに限らず、1スピンドルモデル自体を余り見ない。オフィスでもコーヒーショップでも、2,3kgはありそうなPCを平気で持ち歩いて使っている。Berkeleyは少し特殊かもしれないが、移動は車ばかりでなく、バックパックに荷物を入れて自転車か歩きだ。彼らは体格も違うから、重い荷物もあまり気にならないのだろう。そう考えると、「重さ1kg前後、それでいて田園都市線のラッシュにも耐えてね」という条件を兼ね備えた日本製のPCが、こちらで強みを生かすのは難しそうだ。MacBook Airも後継機が出るといいが、もしディスコンになってもこちらの人は大して困らないかもしれない。

「その2 Macユーザの移行に助かるソフトウェア」をじきに載せます。