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このサイトは重田勝介の個人サイトです。主に日々の活動について紹介しています。重田は教育工学とオープンエデュケーションの研究者で、北海道大学に勤務しています。詳しいプロフィールこちら
Katsusuke Shigeta Ph.D (Human Sciences at Osaka University) , a researcher conducting educational technology & open education research at Hokkaido University, Japan.

2007/04/21

GMO月例会 セカンドライフの話を聞いてきた!

GMOインターネットの月例研究会でセカンドライフを取り上げるということで、参加してきました。

イベント概要は以下の通り。
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タイトル:
「セカンドライフとは 〜その可能性と問題点〜」

講演者:
三淵 啓自
��デジタルハリウッド大学大学院 教授)

講演内容:
昨年より脚光を浴びてきた仮想空間「セカンドライフ」。世界中で500万人以上の人が登録しているだけでなく、大手企業の参入なども生じている。

セカンドライフの魅力とは何なのかいままでのゲームとは,どう異なるのか。そして、光があれば必ず陰ができる。それでは、その問題点とは何か?

さらには情報空間としてのセカンドライフとセマンテックWebとの比較と、コミュニケーションインフラとしての可能性、現実空間で進められているユビキタス社会との関連など簡単なデモや,ツアーなども交えて、ご講演頂く。
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三淵さんによる講演では、実際にソフトウェアを動かしてセカンドライフの世界が紹介されました。
また、セカンドライフの魅力と問題点としてそれぞれ4点挙げられました。

■セカンドライフの魅力
 ・究極のWeb2.0コンテンツである
 ・クリエータのクリエータによる、クリエータのためのメタバース
 ・3Dコミュニケーション・インフラである
 ・ビジネスチャンスがある

■セカンドライフの問題点
 ・法律的なもの(違法行為、賭博の位置づけなど)
 ・システム的なもの(オンラインでないと使えない、一カ所で活動できる人数の制限)
 ・日本市場特有のもの(後述)
 ・文化的なもの(後述?)


三淵さんはセカンドライフに関する著作もお持ちですが、これまでセマンティックWebが持っていた「左脳的機能」に加え、感覚やデザイン、コミュニケーションにも力点を置くセカンドライフが「右脳的機能」を持つと分析されていました。

また既存のMMOと比較し、セカンドライフが自己主張・創作活動の側面を多く持つことから、キャラクターや世界観を求める日本のゲームプレーヤの持つ心理とのズレが、日本市場における問題点になりうると指摘されていました。


全体を通じて情報提供的側面が主でした。
セカンドライフでは一つの占有エリア(SIM;広さ256m x 256m)を初期費用20万、月3.5万円の維持費で持てるそうです。土地の分譲サービスを手がけるビジネスも始まっています(月数千円程度)。
alt@utのラウンジを作るなんてどうでしょうか。

個人的には、セカンドライフは仕組み上、元来ユビキタス社会(全オブジェクトにID、トレース可能)だという指摘が面白かったです。あと、一部ではVR環境との融合も研究ベースで進んでいるらしいそうで、、未だ操作に不慣れな私には嬉しいニュースです。