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東京大学iTunes Uにて「ハーバード白熱教室 in Japan」を公開!

私の勤めている東京大学・大学総合教育研究センターより、東京大学iTunes Uにて「ハーバード白熱教室 in Japan」のビデオが公開されました。昨年8月に安田講堂で開かれた講義の模様が(ほぼ)ノーカットで収められています。

マイケル・サンデル「ハーバード白熱教室 in JAPAN」2010 - The University of Tokyo の無料コンテンツを iTunes で無料ダウンロード
http://itunes.apple.com/jp/itunes-u/id448069376?ls=1

講義には同時通訳が入り、サンデル教授の問いかけに対し、参加者は英語または日本語で答えました。音を聞かなくても内容が分かるように、全編に日本語字幕を入れています。現状、字幕文字は「中寄せ」になっていますが、改行の入る字幕だと「左寄せ」が正しいとのこと。後日、修正をする予定です。

ビデオの制作は、私が統括するTREEオフィス・コンテンツ開発室が行いました。ほぼ全ての作業をオフィスに勤める学生スタッフが行いました。3時間超にわたる講義の文字起こしをしたNさん、英語の日本語訳したYさん、字幕表示のタイミング調整と最終仕上げをしたHさんに感謝。年明けから長々と取り組んでいた仕事が、ようやく一つ終わりました。

「ハーバード白熱教室 in Japan」の大きな告知バナーが、iTunes Uのトップページに載せられています。バナーの掲載には、アップルジャパンのみなさまに多大なご助力を頂きました。深く感謝。

今回は講義ビデオに加え「ハーバード白熱教室 in Japan 公開にあたって」と題し、講義のダイジェスト映像と本学の大学総合教育研究センター長・吉見先生のインタビューも公開しています。サンデル教授の講義を一過性のイベントにとどめず、大学教育改革の礎にするというメッセージが語られています。こちらもぜひご覧ください。

リフレクション・ツールとしてのiPad

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先週iPad2が手元に届きました。薄さや軽さ、動作の速さにばかり注目されがちなiPad2ですが、私が推したいのはカメラとiMovie for iPadです。静止画撮影の画質こそiPhoneに及ばないものの、動画なら720pのムービーが手軽に撮れます。iPadを両手で持ちながら撮影し、 iMovieでちょっと編集するだけで、結構見るに耐えるムービーができました。日暮れ近かったので暗く、色味が少々怪しいですが、なんとか許せる範囲です。

iPadなどタブレットを学習ツールとして導入する大学は随分と増えましたが、小中学校の教育現場でも導入が徐々に進んでいます。私の知り売る範囲では、電子教材や電子教科書を授業中に使ったり、ドリルアプリで自学自習を促すような教育実践が多いようです。

私自身は、iPadのメディア制作能力を生かした「リフレクション・ツール」の可能性に期待しています。
総合学習や社会・理科などの教科で、生徒の学習成果や学習履歴を残し共有するためのポートフォリオ作りが行われています。調べ学習の結果やプロセスをメディアを使ったポートフォリオとして残すために、特別なスキル習得を多く必要とせず、一つの端末で素材収集から編集、プレゼンテーションまで一元的にこなせるiPadは、理想的なツールと言えます。

ただし、ポートフォリオを学習に活かすには、生徒が見聞きしたことをコンテンツとして残すだけでは不十分です。授業目標の明確な設定や、学習者の振り返りを促す授業の構成など、ポートフォリオを作りっぱなしで終わらせないような工夫が必要です。私自身も思案し続けている段階ですが、近々いつか、このアイデアを実際の教育現場で生かせるような仕事をしたいと考えています。