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At Cal Day50: "Capitalism A Love Story"、日記風は今日でおしまい

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朝から大学、せっかくUCBに来ているにも関わらず、せっせと科研申請の準備を進める。こういうときに悲しくなるが、こればかりは今頑張っておかないと、後々困ることになる。のでせっせと書く。

夜は嫁さんと映画を見に行く。マイケル・ムーアの新作、"Capitalism A Love Story"である。

Capitalism: A Love Story
http://www.capitalismalovestory.com/

内容は前作までも背後にあった、米国の「行き過ぎた資本主義」のテーマを前面に押し出したもの。正直リファイナンスの仕組みなどは、不況になる前からこのシステムはいつまで持つのだろう?と疑問だったが、この映画を見て、もし自分が元々米国人だったら、植木等じゃないが「わかっちゃいるけど、やめられない」となっていた気もする。上映が終わると、会場からは大きな拍手。カリフォルニアだからかもしれないが、反応を素直に表現する姿は、実に米国らしい。



こちらに来てから、毎日欠かさずブログをつけてきた(多少遅れはしたが)。われながらよく続いたものだと思うが、これでちょうど50日経ったので、ここから少し体裁を変えることにする。最初の50日間、海外留学生活をどうセットアップしてきたか、という見方では一つの記録にはなったと思うが、このまま「日記風」のエントリを続けることに意味があるとは余り思えないからだ。

近況報告も交じるかもしれないが、ここからはより体系的に、留学前の準備・留学中に為したこと・考えたことの3つを書くことにする。特に留学前の準備については、ある程度まとめたい。これは出国前のフルブライトの集まりで、「あなたの周りの優秀な人に、ぜひフルブライトに応募するよう勧めてください」とアドバイスされたことが大きい。

それにしたがい、実はこれまで私の周りの人にもいろいろと助言をしてきた。妻には「あなたは人が善すぎるのでは」とも言われたが、こと研究者に限っては、自分の周りの人がより成果をあげられるように動く方が、結局お互いの得になると私は考えている。帰国後にまとめればいい…と呑気にしていると、結局仕事に追われて機会を逃してしまう気もするので、こちらにいる間に振り返りをすすめることにする。

At Cal Day49: YWCA、Appleのマウスを注文

今日から嫁さんがAASに通う。そして午後からはYWCAでEnglish in Action。彼女は一日英語漬けで、朝から緊張している…無理もない。AASの教室がある高校へ。教室の前まで連れて行く。私よりも英語が苦手なので、大丈夫かな?と心配していたが、帰って来てから感想を聞くと、思っていたより楽しかったらしい。よかった。しかし午後のYWCAは、ほぼずっとリスニング状態だったらしい…カンバセーションのレッスンなのに。ま、徐々に慣れていって下さい。

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今日Appleから発売されたMagic Mouseを注文した。本当は自宅用にiMacが欲しいところだが、とても持ち帰れないので諦める。しかしMac mini にOSX Server版が出たのには本当に驚いた。以前いた阪大の研究室でX Serverをずっと使っていたが、特にクライアントがMacだと管理の使い勝手がとてもいいので、大変気に入っていた。帰国したら、自宅サーバ用に買いたい。

ただしX Serverは、インストールされている種々のパッケージがカスタマイズされているので、パッケージ単体でアップデートしようとすると、結構戸惑う。確かapacheの設定ファイルも別の場所にファイルがあったりして、混乱したものだった。今はどうなんだろう?試してみたい。帰国後の楽しみが一つ増えた。

これまで、AppleのMighty Mouseをずっと気に入って使っていた。実はこのマウスのアイデアは、このマウスが発売されるずっと前に出された、ジェフ・ラスキンの著書にアイデアは掲載されている。私はMighty Mouseを手にした直後に偶然この本に出会ったので、その重なりに大変驚いたことを覚えている。



ただしこのマウスは、スクロールボールが汚れて反応が悪くなるのが欠点だった。Appleが推奨するやり方で定期的に掃除をするのだが、1、2年経つと掃除をしても動きが悪いままになる。一度分解をしてみたことがあるが、中のホイールが摩耗するようで、完全復活とはならなかった。新しいMagic Mouseは、マウス上で可能な動きが増えたので、マウス本体を動かす時との峻別が難しいかもしれない、と少し心配。来週中頃には手元に届くとのことなので、これも今から楽しみだ。

At Cal Day48: Albany Adult Schoolに行く、2ヶ月経過

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今日は朝から、嫁さんが英語を習うため、Albany Adult Schoolへ行く。まず最初は登録のため、メインオフィスへ向かう。Berkeley Adult Schoolと違い、Albanyは教室の場所がいくつにも分かれている。嫁さんが入る"High Beginning"のクラスは、メインオフィスから大分離れた高校の中にある。理由はよく分からない。教室が足りないからだろうか。

Berkeley Adult Schoolが定員オーバーだったので、Albanyも同じかもしれないと心配していたが、何の問題もなく登録された。よかった。明日からクラスへ通う。車で5分もかからない所だが、かなりきつい坂の上なので、送り迎えをした方がよさそう。

午後から大学、夜には東大と研究のミーティング。今週末から実践が始まる。

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こちらに来てから、日本で進めている研究も東大の仕事も、日本にいた頃と同じように進めている。オフィスアワーを設けて(たいてい金曜日)いるが、仕事は毎日動いているので、その日まで待たせてしまうことも多く、同僚の方々には申し訳なく思っている。だがそれ以外は、日本にいた頃とほぼ変わらない。

インターネットの恩恵を強く感じるが、一方で米国に来ている意味とは何なのか、考えさせられることも多い。文献へのアクセスの良さは強く感じるが、それ以外、何も得なかったというのでは寂しい。今日で来た日から、ちょうど2ヶ月経った(一時帰国期間を含む)。

At Cal Day47: Zoteroで文献整理

月曜日。朝から大学へ向かう。一時帰国してから2週間目に入るが、なかなか調子が上がらない。時差ボケが治りきらないのは、おそらく先週曇りの日が多かったからだろう。今週は好天が続くようだし、早くリズムが戻ってほしい。

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こちらに来てから、文献整理にZoteroを使っている。以前はBentoを使っていたのだが、ソフトを日本に忘れて来てしまったので急遽探したのだが、これがなかなかよろしい。

Zotero | Home
http://www.zotero.org/

Firefoxのアドオンとして作られているというのが面白い。最近リリースされた2.0(まだベータだが)からは、PDFからメタデータを自動的に読み込んでくれるようになった。これは助かる。しかし一部の日本語文献だと、ときどきうまく動かない。

これを回避するためには、Google Scholarとの連携機能が使える。欲しい文献をGoogle Scholarからダウンロードすると、Google Scholar上に登録されたメタデータを読み込んでくれる。これで文献取得と索引作成が同時に完了する。素晴らしい。マニュアルも日本語化されていない部分が多いので読み込む必要があるが、その手間さえ厭わなければ使う価値がある。

At Cal Day45,46: 週末、そろそろ「しんどい」時期

土曜日は嫁さんとIKEAへ。いろいろと家財を買い出す。近所のEl Cerrito Plazaでも結構揃うが、やはり安さでIKEAにはかなわない。いろいろと買いそろえるが、帰る時にこれらを全て処分(または持ち帰る)ことを思うと、少し憂鬱になる…あと5ヶ月か。

夜にはCalJapanClubでお知り合いになったJuliaさんのお宅へ伺い、ご家族と夕食をご馳走になる。Juliaさんは日本語が堪能で、茶道に関係する研究をしている。嫁さんが茶道を習っているので、彼女のために本や茶器を日本から持って来た。気軽に話ができる友人ができて、嫁さんも喜んでいた。

日曜日は嫁さんと一緒に(当たり前だが、毎日一緒だ)、午後からSF市内で開かれた、ベイエリアのFulbrighterを迎えるレセプションに出席。そのあと、同じく日本から来られている山田先生のご家族と一緒に、フィッシャーマンズ・ワーフで観光、Pier 39で夕食。クラムチャウダーを食べたら、先月食べたものより美味しかった。なんでもSan Francisco Chronicleで一番人気だったそうで、納得。

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「重田君、渡米中に必ず一度、しんどい時期がやってくるからね」と周囲から言われていたが、とうとうその時がやってきたらしい…しかし、落ち込んでしまっても仕方ない。とにかくやるべきことは山のようにある。一つ一つこなしていくしかない。それにしても帰国してから、日本の仕事に追われている。今月中には一段落付くと思うが…。

来週は嫁さんがAlbany Adult Schoolに通い始める。BASは当面入れる見込みがないので、諦めることにした。暫くAlbanyに通ってもらって様子をみてもらうことにしよう。

At Cal Day43,44: 仕事部屋の整備、OER Toolkitリリース

曇りの天気が続いている。おかげで時差ボケがなかなか治らない。朝からUCBへ。

こちらの研究活動に集中したいのだが、科研で進めている実証実験の準備と、月末に控えている科研申請の締切が控えており、しばらく手が回りそうにない。せっかく米国にいるのに…と気が焦るが、今月は生活のセットアップと日本の仕事で終わるしかない、と諦めることにする。

妻が来てから、自宅の仕事部屋を整備しようと考えていた。今までは台所の机で仕事をしていたのだが、さすがにじゃまになるので、空いている部屋(そんなものがあるだけでも、素晴らしい)に机を椅子を入れることにする。

家具はCraigslistで探した。在米の方々にはおなじみの、生活情報を扱う巨大掲示板のようなもの。ここで家具やコンピュータの売買情報が多く出ており、実は今住んでいるアパートもこれで探した。多少やり取りは面倒だが、不動産屋を通すよりも格安で探すことができる。今回はオフィスデスク・チェアを探す。車で30分ほどの場所にあるConcordという街にIKEAのオフィスデスクを見つけた。あと家の近所で同じくIKEAのオフィスデスクがあるのを知り、見に行くことにする。

午後はハイウェイを走り、Concordに向かう。ベイエリアより随分標高の高い場所で、少し暑い。なぜかこのエリアでは、山に近づけば近づくほど気温が高くなる。日本と逆じゃないか、海流の影響かもしれない。オフィスデスクのあるお宅に伺うと、なかなか程度のいい机だったのでその場で契約。何でもBerkeleyに引っ越してくるとのことで、明日、持って来てくれることに。これは助かった。折り返しハイウェイに乗り、次はオフィスチェアのある近所のお宅へ。こちらもほとんど新品ということで、文句なく即決。車に積んで持ち帰る。

金曜日は、大学に行かず家で仕事。借りているソファーに元々匂いが付いていたので、ベランダで天日干しをする。昨日買った椅子も一緒に。夕方に机が届く。妻も家にいることだし、これから暫く家で仕事をすることも増えると思われる。徐々に環境が整ってきた。

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UNESCOから、"OER(Open Educational Resources:オープンな教育リソース) toolkit"が公開された。

UNESCO OER Toolkit - OER_Wiki
http://oerwiki.iiep…

At Cal Day42: UCBに復帰、"Tools for teaching" Second Edition

今日から久しぶりにUCBに通う。午後から大学近くのYWCAで行われている"English in Action"へ嫁さんが登録を行う予定だったので、朝から一緒に大学へ。オフィスに立ち寄った後、キャンパスを散策。Free Speech Cafeでサンドイッチを食べた後、YWCAへ。

English in Actionは、英語を教えるボランティアの方々から、国外から来た客員研究員やその家族がマンツーマンでレッスンを受けるプログラムで、YWCAの年会費(15ドル)のみで始められる。私の担当であるBoonie先生と相談すると、別のボランティアの方を紹介してくれた。ちょうど毎週私がレッスンを受けている同じ時間が空いていたので、毎週一緒に通うことに。その後嫁さんは図書館、私はオフィスに向かい、夕方に合流して帰宅。

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午後に学内の本屋に立ち寄った時に、"Tools for Teaching"のSecond Editionが出ていたのを発見し購入。これは日本でも「授業をどうする!」の題名で翻訳出版されている。著者のBarbara Gross Davisは、現在UCBの教育学部・副学部長を務めている。

Tools for Teaching
http://www.amazon.com/Tools-Teaching-Barbara-Gross-Davis/dp/0787965677/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1255700734&sr=8-2



このセカンド・エディションでは、講義やフォローアップへのテクノロジの活用法に加え、最近の学生の傾向に合わせた対処方法が加えてある。既に初版をお持ちの方はご存知の通り、シラバスの書き方から板書の方法、オフィスアワーの設け方まで、大学教員のあらゆる教育活動に関する指示書になっている。加えて、各項目に参考文献が付けてあるので、高等教育の授業に関わる研究をする際の基礎文献の一覧を手に入れることもできる。

私がこれまで読んで来た授業研究の本は、講義でテクノロジをどう活用するか、ということが主要なテーマになっているものが多かったので、「普通の」授業指南書にテクノロジ利用が組み入れられているものは新鮮。加えて、新しいテクノロジについての説明もとてもわかりやすい。参考文献を…

At Cal Day41: 嵐の襲来、Twitterとのつきあい方

昨夜から強い風が吹いている。ニュースによると、10月としては異例な強い嵐(発生場所の関係で「台風」「ハリケーン」とは呼ばない」)がサンフランシスコに近づいているとのこと。今日は一日雨と風が強いとのことで、大事をとって一日家に居ることに。結局、我が家の周りは被害はなかったが、南部は道路が冠水したり停電になった地区もあったよう。

この近所の雨の量は一日で150mmくらい、風は20m/s弱くらいだったらしい。いちいちinchとかmphで表示されるので換算しないといけない。これは温度も一緒で、50Fで10度、そこから10F上がるごとに5度刻みで上がると簡単に考えていることにしている。これを知らないと滞在先のホテルで温度設定ができず、風邪を引くことになる(経験済)。最近はiPod touchに入れている「iConvert」というアプリがあって、これで一発で換算できる。便利な時代だ。

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相変わらずTwitterを使っている。フォローする人が増えるにしたがって、読むのが大変になってきた。最初は全員のつぶやきを一生懸命読んでいたが、さすがにそれは止めることに。あと人の議論を追うのも止めにした。脳内フィルタリングの性能が大分上がってきたか。

Web上ではTwitter擁護派vs批判派が混在しているが、私は悩んだ結果擁護に回ることにした。何よりこれだけ新鮮で生きのいい情報が飛び交う場所としては、今はTwitterが一番である。Twitterを使っていて、技術は情報を綺麗に整理するもの、という信条にともすると偏り過ぎていたのかもしれないと思うようになってきた。その場に合わせて上手につぶやいたり、人のつぶやきの多さにげんなりするよりは、みんなで空気を読まずにアウトプットしたほうが生産的な気がする。どうしてもフォローを減らさずに綺麗に見たい、という人にはフィルタリングサービスがある。

Twitterに雑音多すぎ―Filttrで重要なニュースだけフィルターできる
http://jp.techcrunch.com/archives/20090128too-much-noise-on-twitter-filttr-will-tell-you-whats-worth-reading/

そういえばTechcrunch日本のサービスが終わるらしい。この情報もTwitterでいち早く知った。

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追記:日本語を一…

At Cal Day40: BASが一杯、OCWの曲がり角

月曜日。朝から嫁さんを連れて、Berkeley Adult Schoolへ。嫁さんのRegistrationをしようとするが、今はクラスが一杯で追加の生徒は受け入れられないとのこと。緊縮財政のため、先生もクラスの数も減らしているようなので、ある程度予想はしていたがやはりショック。次の募集のメドも経っていないようなので、頻繁にオフィスに電話をかけて、空きが出たか確認しないといけない。

授業中に生徒さん(自分も生徒なので「さん」をつけるのはおかしいが…)の話を聞いていると、英語がきちんと話せた方がより割のいい仕事につけるそうなので、このご時世、英語を勉強しなおそうという人が増えているのも、混雑の原因かもしれない。

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Chronicle.comに、大学発の無料のオンラインコースが転換期にさしかかっている、との記事が掲載されていた。「OCWは2012年で終わるかもしれない」とコメントをしているDavid Wileyは、同様の議論を「Opening Up Education」でもしている。

Free Online Courses, at a Very High Price - Technology - The Chronicle of Higher Education
http://chronicle.com/article/Free-Online-Courses-at-a-Very/48777/

OCWをはじめとした、このような取り組みが曲がり角にさしかかっている、ということは、昨年、ここに書いた。
The Shigeta Way: OCWのこれから--Open Education Conference 2008に参加
http://idisk.me.com/astir/Public/shigejam/2008/04/ocwopen_education_conference_2.html

このような取り組みをsustainableにするために、いくつか方法はありそうで、Chronicle.comの記事内でも提案されている。一つ手っ取り早いのは有償で公開したり、サポートや単位認定を有料で請け負う、という方法。それこそが正しい道である、との主張もありそうですし、実際その手の話を身の回りで聞く。

しかし、いわゆる大学での「学び」は教材のみにあるのではなく、キャンパスでのあらゆる経験全てが含ま…

At Cal Day38,39: 一時帰国終了、再び米国へ

日本には2週間滞在しました。そのうち前半は出張だったため、東大のオフィスに顔を出したのは半分強の一週間ほど。定例や臨時の会議への出席や、科研のミーティング、冬学期の講義撮影のセットアップなど各種業務をして過ごす。週末はどこか出かけたいと思っていたが、家族の用事などもあり都内からは出られず残念。

だがその合間にいろんな人と会えました。上京していた山形大の酒井さん、JSETのワークショップや若手飲み会を取りまとめてくれた渡辺さん、林さんなど。米国で過ごしている間にも、日本ではいつもと変わらない日常が過ぎていることを、あたりまえのことながら実感。来年3月に帰る頃には、様子がすっかり変わっていそう。楽しみなような、寂しいような。

金曜日に嫁さんを連れ、成田を経ち米国へ。日本から持って来た荷物の整理や、新しい家財の買い出しをして過ごす。

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日本で仕事をしているうちに、帰国前に何をしていたか、すっかり忘れてしまった。研究ノートを読み返して、また一から仕切り直しの予感。

一時帰国: 徳島へ出張、職場に復帰

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9/25に成田へ帰国、そのまま都内の長期滞在者用ホテルへチェックイン。出国前に借り家を引き払い、荷物は全てトランクルームに預けてしまったので、今は家が米国にしかない。ちょっと変な感覚であるが、仕方がない。ここに二週間強、滞在の予定。

9/27、28と徳島に出張、主催している共同研究に関わるワークショップを開く。週末から準備に追われ大変だったが、共同研究者の方々、参加者の方々のおかげで、無事終えることが出来た。ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。

翌日から、久しぶりに東大のオフィスに出勤。午後に皮膚科へ行き、先日腕に出来ていた湿疹を診察してもらう。ソファーで虫にでも喰われたのだろうと思っていたら、どうやら帯状疱疹だったらしい。ストレスや環境の変化で発症すると言われているが、日本に居た頃のほうがよほどストレスフルだったと思うので、おそらく環境の変化によるものと推測される。向こうでは一回風邪も引いたし、これでほぼ、体も慣れたということかもしれない。

職場では溜まった(というか、貯めてしまった。すみません)業務をこなす。10月が近づき、新学期の講義撮影の準備を進める。随分慣れてきたようにも思うが、同じことをやっているようでも、毎回やることが増えている、という感じ。大変ではあるが、何も変わらないよりはよほどいいかもしれない。何より仕事だから、きちんとこなすのは当然。そういえば査読もせねばならないし、残りの滞在も慌ただしく過ぎ去りそうな予感。



セカンド・ベストという言葉がある。昔はそういう妥協が許せずに、進むか退くかしかできなかったが、この頃やっと、その問題は一旦置いておく、ということができるようになった。留保して考え続けても、永遠に解決しないかもしれない。だけど、それがまだそのままでそこにあり、どこへも行かない、と思えるだけで楽しかったりする。不思議だ。