2009/09/20

At Cal Day33,34: 休日、帰国準備、ブラック・スワンが楽しい

ようやくの休日。来週は月・火とシアトルに、ワシントン大学で大学院に通っている元同僚の大浦さんを訪ね、木曜日から一時帰国をする予定。いつもの家事や洗濯に合わせて、部屋を整理する。嫁さんが来たときに散らかっていたら、がっかりだと思うので、頑張る。
一つ困ったことがあって、多分木曜日か金曜日頃、左腕に湿疹ができたんですね。それも広範囲に。これが痛くて、仕事が進みません。皮膚が悪いっていうのは大変。とほほ。ソファーで昼寝をしている時に何かに噛まれたのか、はたまたストレスか。謎。

---
近頃話題の「ブラック・スワン」、積ん読になっていたのを、家事の合間にようやく読み始めました。

不確実性の高いリスクとどうつきあうか?というのが一つのテーマですが、本書にはその解説に留まらない面白さがあります。「追認」のおそろしさ、「講釈の誤り」、ベル・カーブの正しい使い方…私が研究対象としているのは、比較的「月並みの世界」の話ではありますが、どれも「ぎくっ」とする話。これは気をつけんといかんなぁーと思うことばかり。中でも「事象からモデルを組み立てるのはいいが、モデルを使って事象を解釈するのはいかん」というのは面白い指摘。

しかし、この本は読んでいると疲れます。実はまだ読み切っていないのですが、読み切った後も、、自分の中ですとんと落ちるまで、もう暫く時間がかかりそう。amazonの書評には「訳がいまいち」という指摘もあるようですが、私はそう思いません。著者のハネた雰囲気を、できるだけ日本語に反映している努力が垣間見えて、楽しく読んでいます。