2009/09/02

At Cal Day17: Visiting Scholar説明会、Utah State Univ. OCWが終了

今日は午前中に学内のInternational House(留学生センター)で、Visiting Scholar向けの説明会に参加。Postdoc Students向けの説明も同時に行われたのですが、VS向けの説明はあまりありませんでした。ですが大学の歴史や図書館、博物館の紹介があって、なかなか有意義でした。

20090902.jpg
歴史のある建物らしいInternational House。併設のカフェは有機食材を使っているそうです。さすがBay Area。

午後はひたすら文献購読。英語だと半端なく時間がかかります。軽く5倍はいっているのではないか? 困る。時間が足りない。

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夜に驚くべきニュースが入ってきました。米国でも第2位のアクセスを誇るユタ州立大のOpenCourseWare、終了のおしらせ。

The Wired Campus - Utah State U.'s OpenCourseWare Closes Because of Budget Woes - The Chronicle of Higher Education
http://chronicle.com/blogPost/Utah-State-Us-OpenCourseWare/7913/?sid=wc&utm_source=wc&utm_medium=en
��chronicle.com を購読していないと読めないかも、すみません)

Utah State OpenCourseWare — Free Online Course Materials — USU OpenCourseWare
http://ocw.usu.edu/

Chickens Don't Have Armpits: End of an Era(既に職を離れたUSU OCWディレクターのブログ)
http://chickenarmpits.blogspot.com/2009/06/end-of-era.html

原因は予算不足で、年間12万ドルの経費を確保できなかったとのこと。日本に限らず、米国の大学は財政が大変なことになっています。UCBでも予算減のため、今セメスターから授業の7%をカットしています。

「オープン・エデュケーション」をいかに持続的に支えるか。そのために必要な教材の「かたち」は?必要な人材は、その育成は?Fund Raisingは? それらの問いに早急に答えるべき情況になりました。文中の"Heartbreaking"は私も共有しますが、これまでのOCWのあり方の自省をしつつ、新しいその社会的意義に基づいて考え始める必要があります。